■京都11R 第145回天皇賞(春) (JRA 2連福/予定)
今年の天皇賞のポイントをまとめるなら二つ。
1.オルフェーヴルは強い。しかしステイゴールド産駒は難しい。
2.春の天皇賞としてはいいメンバー。しかし古馬G1としてはしょぼいメンバー。
1.オルフェーヴルは強い。しかしステイゴールド産駒は難しい。
阪神大賞典ではオルフェーヴルと池添騎手のコンタクトが悪く、途中で一回レースをやめてしまったが、最後は盛り返して2着した。オルフェーヴルすげえ! ということで、負けたのにむしろ評価が上がる形になった。でも負けは負けだ。道中でどんなロスがあったかはともかく「長距離戦で折り合えず負けた」という事実は動かない。
私はステイゴールドの現役時にファンだったし、じっさいに会って噛みつかれそうになった経験もトラウマになっていて、この血統の気難しさ、信用できないことには絶対の信頼を置いている。ステイゴールド産駒は、つねに「悪さしよう、悪さしよう」と手ぐすね引いている。だから、前走時にも「みんなよく単勝110円のステイゴールド産駒を買うなあ」と感心していたし、今走でもそれは同じだ。
フィジカルな面から考えれば、古馬になって筋肉量が増えたことで、遅いペースへの対応が3歳時よりも難しくなった可能性もある。前走のような逸走未遂はしないとしても、折り合い面に大きな不安を抱えていることは間違いない。超スローペースの有馬記念は後方一気に差し切ったが、一塊の馬群からヨーイドンで決め手の質が問われるレースだった(実際に上がり3Fベスト3が1・3・4着を占めた)し、そういう流れで55キロを背負っていたことも有利だった。今回はべつのレース展開になるだろうし、斤量面の恩恵も消失する。
2.春の天皇賞としてはいいメンバー。しかし古馬G1としてはしょぼいメンバー。
去年の春天の1番人気は、G1勝ちのないトゥザグローリーだった。一昨年も同様にフォゲッタブル。その前2年は菊花賞だけしか勝っていないアサクサキングスが押し出された。それにくらべれば、今年は去年の春秋天皇賞馬のヒルノダムールとトーセンジョーダンが出ている。それになにしろ三冠馬のオルフェーヴルがいる。春の天皇賞としてはメンバーが揃っていることは間違いない。
しかし古馬G1として見てどうかとなると話は別だ。昨年の有馬記念と比較しても、エイシンフラッシュがいない、トゥザグローリーがいない、ルーラーシップがいない、アーネストリーがいない。今年のG2勝ち馬はなんとギュスターヴクライただ一頭しかいない。京都記念勝ち馬も日経賞勝ち馬も大阪杯勝ち馬もいない。ちょっとした異常事態だと思う。春の天皇賞が空洞化していることは相変わらずで、これではオルフェーヴルの人気が落ちないのも無理がない。
●まとめ
オルフェーヴルに関しては判断しない。そんな難しいことわかるはずがない。ただ、印を打たないのも逃げなので、一応の判断を示せばこうなる。
◎ 15.ヒルノダムール
○ 8.ギュスターヴクライ
▲ 18.オルフェーヴル
☆ 14.ローズキングダム
ヒルノダムールはフランスから帰ってきたあと、有馬記念は前が狭くなって6着、京都記念は58キロ背負って最速上がりでの3着、阪神大賞典でも唯一の58キロで前をカットされて4着。競馬の内容は悪くない。もともと非力な面があって京都向き、外回り向きだし、じわじわ伸びるので長丁場も向いている。というか去年の勝ち馬だし。
ギュスターヴクライは唯一の上がり馬。オルフェーヴルは距離適性が違うので3番手まで。ローズキングダムは京都の良なら軽く扱えない(去年は稍重だった)。