史上最大の混戦
今年の牡馬クラシックはわからない。誰に聞いてもわからないという。同業の方と顔を合わせるたびに今年はわからないという話になる。時候の挨拶みたいだ。
昨日お会いした橋浜さんは「史上最大」と言っていたし、細江さんも座談会で「予想は絶対無理!」と言っていた。それを聞いてちょっと安心したりもするのが、難しいテストが終わったあとのクラスの会話のようでもある。弱気そうなことを言いながら、けっこうできているんじゃないの?
今年の3歳重賞では、1番人気がドミノ倒しのようにコロコロ負ける。レース毎に勝ち馬が変わり、戦線が進むほど混迷が深まる。今年の特徴は、折り合いに不安がある馬が多いことだ。あるレースで上手く折り合った馬が勝って注目を集めるが、次のレースでは折り合いにしくじって負け、勝つのはたまたま折り合った馬、という構図。エピファネイア、コディーノ、メイケイペガスター、コパノリチャード、マンボネフュー、アドマイヤオウジャ、ミヤジタイガ、ヘルゲンテノール。折り合い難の馬だけで一レース組めそうだ。
■中山11R 第62回フジテレビ賞スプリングS
そういう年なので、必然的に皐月賞の最終トライアルも混戦になる。ただ、混戦といっても昨日の若葉Sよりは見通しはつきやすい。
実績的に頭一つ抜けているロゴタイプ。ただ、前走がベスト条件だったし完成度も高かったので、距離延長と成長力を武器に差を詰める馬がいるだろう。候補はタマモベストプレイ、ヘルゲンテノール、ヘルゲンテノール、アドマイヤオウジャ、マンボネフューくらいまで。ここら辺で収まると思う。収まってほしい。
馬券テクニック的には、前走で上手く折り合ったタマモベストプレイ、ヘルゲンテノールを買うのは得策ではない。マンボネフューかアドマイヤオウジャの二択から、今回が距離短縮になるアドマイヤオウジャを買う。
◎ 13.アドマイヤオウジャ
■阪神11R 第61回阪神大賞典
天皇賞へのステップレースは一枚看板。ここからゴールドシップが始動する。この馬には折り合いの心配がない。言い換えればスピードが足りない。現代日本競馬の主流に反するスタイルを押し出しながら、3歳にしてJRAの頂点に立った。この馬の活躍はある意味革命だと思う。
◎ 7.ゴールドシップ
○ 1.トウカイトリック
△ 6.デスペラード
マイルールで単勝5倍未満に◎を打たないことにしているが、ここは例外とする。2着を当てるレースと考えれば、馬連一点。長距離路線の実績馬を重く見るのがこのレースのセオリー。
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