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2013年5月20日 (月)

千葉サラブレッドセール2013、最高価格はマンカフェ牝馬

 今年の千葉サラブレッドセールは、5月17日の金曜日に行われた。会場になった船橋競馬場は好天に恵まれて、多数の購買者、厩舎・牧場関係者で賑わった。だが、マスコミ関係者の姿は、JRAブリーズアップセールに比べるとかなり少ない。ここ数年同じ顔ぶれしか見ていないような気がする。このセールに対する需要は、プレーヤー側と報じる側とでギャップがあるようだ。競馬ファンとしてはどうなんだろう?

 JRAブリーズアップセールと同様、首都圏で開催されるセール。買い手が来場しやすい場所までわざわざ馬を運んで行われるのだから、売り手にとって自信の商品が集められているのは当たり前。お買い得品や掘り出し物を求めるのであれば、週明けに行われるHBAトレーニングセールに行くべきだろう。ユニクロではなくジョルジオアルマーニのアウトレット、みたいな感じ。

 高額落札馬ベスト3は以下の3頭。私は今回写真を6頭しか撮影しなかったが、3頭は全部抑えてある。「これが高くなるだろう」ということは簡単なチェックで誰にでも当たりがつくのだ。そういう意味では非常にわかりやすいセール。

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 スモークンフローリックの11(牝)。社台ファーム生産、父はマンハッタンカフェ。母はアメリカで重賞6勝の活躍馬で、母系はブラックタイプで真っ黒。半姉のワイルドフラッパーはJRA現役で9戦3勝と、母の繁殖馬としての資質の確かさも実証済みだ。本馬は馬体も見映えがするし、調教供覧で余力充分にマークした10秒7はこの日の最速ラップ。誰もが認めるこの日の超目玉商品だ。この馬が一番価格になったのは売り手の想定通りだろうが、5100万円(税抜き)という落札額は想定を大きく上回っていたそうだ。「タカラ」の村山義男氏が落札、美浦の国枝厩舎に入厩する予定。

 馬体重は470キロ。脚長で豪快なフットワークは父の良駒に共通するもの。スパイラルカーブの船橋でも外に膨れ加減だったように、広いコース向きの本格派と考えて間違いなさそう。リスクは、骨が丈夫なタイプではないことと、気性的に敏感・繊細な面を見せていること。もちろん、双方とも「素軽さ」「反応の良さ」というメリットの裏返しでもある。

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 ランペルティーザの11(牡)。社台ファーム生産、父はダイワメジャー。半兄にランパスインベガス。近親に上級条件での活躍馬が多数いるアベレージの高い牝系の出身で、クズが少ないダイワメジャーとの配合だから、長打力はともかく打率は高そうな馬だ。調教供覧でのラスト1F10秒8は2番時計だが、併走相手が直線でモタレてしまって併せ馬にならなかったことを考えれば、この馬が最速を出していた可能性もある。昨年来の各セールで活発な購買が目立つ三田昌弘氏が4600万円(税抜き)で落札した。馬体重は489キロ。

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 ブローザキャンドルの11(牡)。社台ファーム生産、父はクロフネ、母の父がサンデーサイレンス。母の兄にマイルG1で活躍したテレグノシスなど、近親には重賞級の活躍馬が何頭もいる。調教供覧では2Fから12秒2-11秒4というバランスのいいラップをマーク、反応が良く安定感のある走りが目を引いた。馬体重は478キロ。上記2頭は2月生まれだが本馬は5月生まれで、馬体にはまだ伸びる余地が感じられる。この馬も三田昌弘氏が3400万円(税抜き)で落札した。三田氏はこの2歳世代から新規に参入する馬主さん。

 ちなみにこの写真はセリ場に向かう列に並んでいるところで、撮影のためにiPhoneを向けたら牧場の人に耳立てまでしてもらった。素直な気性もセールスポイント。

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