東京の焼きまんじゅう屋さん
ひさしぶりに更新したと思ったら、焼きまんじゅうネタなんです。
なんてことだ、なんてことだ! 競馬ブログだと思っていたのに! 2歳勝ち上がりレビューたまっているだろ!
勝ち上がりレビュー、やるから待ってて。2歳馬評価が競馬王の仕事と絡んでしまったので、もっと腰を入れて取り組むことにしたのです。来週にはリブートする予定なので、数少ない読者の皆さん、もう少しお待ちください。
ということで焼きまんじゅうです。どーんと写真。どや! って感じ。でも早く食べようとウキウキして撮ったせいで、思い切りアップにしてしまい、大きさがわからない写真になったのは痛恨ですね。素人ですわ。
焼きまんじゅう、けっこうでかいんです。添付されている木製のフォークで、一個一個串から外して食します。焼鳥屋でつくねを取り分けるときみたいに。いやまた「つくね」とか言って、大きさがわからなくなる。まんじゅうひとつ、私の口では一口で食べられません。二口でも厳しい。三口か四口で食べるくらいのサイズです。ボリュームたっぷり。
でも、生地がふかふかなので、あまりお腹にたまらずホイホイ食べられます。酒まんじゅうってありますよね? 焼きまんじゅうの「まんじゅう」は、あっちのまんじゅうなんです。麹で発酵させた生地に、だけどあんこは入っていません。お味は表面に重ね塗りされた味噌だれの風味。味噌っていっても水飴でとろみをつけた、甘ーい味噌ですが。甘い味噌だぎゃ。名古屋の人、食べよみゃー(※馬鹿にしているわけではありません)。
焼きまんじゅうは、群馬の郷土料理です。料理っていうのも変だな。郷土スイーツ? 群馬には「焼きまんじゅう屋」というのがあるんです。東京にもんじゃ焼き屋があるように。焼いてから時間が経つと、生地が硬くなってしまうので、基本的にその場で食べるスイーツです。ある意味パスタでもある。小麦粉を練ったものだし。
お店の他には、お祭りの屋台や、高速のサービスエリアなどでも出店が出ていることがあります。B級グルメという感覚ですね。味というよりは、匂いも込みで「焼きまんじゅうを食べる体験」そのものを楽しむ食べ物。焼きまんじゅうについてそんな認識でいた群馬県出身者。それが私です(倒置法)。
いやあ、甘かったです。そりゃ焼きまんじゅうは甘いに決まってる。そうじゃなく、認識が甘かったんです。
先日池袋に、いや正直に言えば都電雑司ヶ谷駅のほど近くに焼きまんじゅう専門店がオープンしました。都内にも群馬郷土料理店とか、「焼きまんじゅうを食べられる店」はあるようですが、「焼きまんじゅう屋さん」はここが初めて。思い切ったなあ親父さん。よっぽど焼きまんじゅうに惚れ込んでいるんですね。
このお店では親父さんこだわりの焼きまんじゅうが食べられます。焼きまんじゅうってこんなに深い味わいなのか、と認識を新たにさせられました。「話の種に一度行っておくか」くらいのノリでしたが、この味ならまた食べたい。月イチくらいでリピートしたい。
ただこのお店、立地条件が悪いんです。池袋東口、ジュンク堂側の「東通り」。飲み屋や食べ物屋が立ち並ぶ、小さいながら賑やかな商店街ですが、親父さんのお店は通りの奥で、このあたりは地元住人しか通りません。自転車乗りの私もさっさと通り過ぎるエリア。タワーマンション計画がいくつかあるので、将来的には栄えること間違いないのですが、いつだよ、それは? 少なくとも今ではない。
なかなか厳しい状況ですが、応援したいと思います。お近くにお寄りの際は、一度足を運んでみてください。話の種として。ひょっとしてはまるかもよ?
営業時間は10時から20時まで。となっていますが、とにかく人通りの少ない場所なので、親父さんの心が折れたら早じまいしてしまうかも(一回それに当たった)。8月からは第1と第3の水曜日がお休みになるそうです。
上州伊勢屋(リンク先は食べログのサイトです)。
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