2013年1月 1日 (火)

名画座と競馬場

 元日は1日なので映画の日でもある。毎年この日は名画座に『男はつらいよ』を観にいくことにしている。年末年始の寅さん大会は名画座の人気メニューで、どの劇場でやっても大勢のお客さんが集まる。いまやレンタルショップで100円出せば借りられる映画をなぜ1000円も払って観にいくのか? しかもこれまでに何度も観たことのある映画なのに。

 私の場合それは「コメディだから」という理由が大きい。よく、コメディ映画は観客の笑い声を足してはじめて完成する、言われる。欧米人と違って日本人は映画鑑賞中はおとなしいものだが、コメディでは話は別だ。コメディ映画は大人数で観た方が盛り上がる。周りの笑い声に乗せられてテンションが上がったり、より集中したりと、一人で観ているときにはない相乗効果が味わえる。

 今日のある回では、上映終了の瞬間に自然と拍手が巻き起こった。「映画で拍手って、なんでだ?」と普通は思うだろうが、しかしそのときは場がそういう空気になったのだ。たまにこういうことがあるから、できるだけ劇場に足を運ぼうという気持ちになる。

 競馬ライターとしてはここで「みなさん競馬場にも足を…」という論に持っていきたいところだが、現実問題はそう簡単ではない。携帯端末でどこでも馬券が買えるこの時代に現場派というのはいかにもオールドスタイルだ。競馬場は寒いし、あるいは暑いし、動き回るのは疲れるし、席取りやパドックでの陣取りなどさまざまなストレス源が存在する。いつの間にか足が遠のくのも当たり前のこと。

 ただ、競馬場(レース場)の魅力はたしかにある。大レースの行われるわずか数分間に場内の数万人が一斉に集中・熱狂する光景は、公営ギャンブル以外ではほとんど味わえない。大レースが終わった直後に、競馬場ではちょくちょく雨が降るが、あれは大観衆の熱気が上昇気流になって上空に雲が発生するから。これまでワールドカップでもオリンピックでもそういう現象はなかったはずだ。

 最近は綺麗な施設も増えたが、本質的に競馬場はストレスがあふれる環境だ。だからこそ、競馬場ではできるだけ楽しく過ごしたい。努力して楽しく過ごそうとすべきだと思う。そしてギャンブルでは、ニコニコしているやつのところに運が行く。今年も競馬を楽しみましょう。

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2011年3月15日 (火)

震災

 震災が発生してから4日目になりますが、今日になってようやく巨大な被害の全貌があきらかになってきたところだと思います。あらためて事態の深刻さに茫然とします。それと同時に、無事に生活をしている自身の幸運に身が竦む思いです。犠牲者の皆さまの冥福を心からお祈りします。そして不自由な生活を強いられている人たちにお見舞いを申し上げます。

 地震が発生したとき、私は自室で大井競馬中継を見ながら仕事をしていました。かつて経験したことのない揺れに恐怖を覚えましたが、被害といえるのはお茶碗がいくつか割れたくらいのもの。停電などによる不自由はありますが、身体も心も健康で、競馬がなくなったことで手持ちぶさたな日々を過ごしています。

 私が住む船橋市内でも、海に近いエリアでは地盤の液状化現象が発生して、原状への復帰にはある程度時間がかかりそうです。また、断水など生活面への影響も出ています。行徳、浦安の住民やディズニーランドの従業員など、不便な生活を強いられている友人は少なくありません。

 船橋市にはJRAの中山競馬場と公営の船橋競馬場があります。中山競馬場は下総台地上の比較的強固な地盤に立地しているので、被害は天井パネルの落下や水漏れなど軽微な範囲に留まりました

 一方、埋め立て地に建設された船橋競馬場は、地割れや液状化現象によってコース自体が激しく損傷しています。開催はもちろん調教での使用も不可能で、所属馬の調教は小林トレセンや大井競馬場に輸送して行っている状況です。今週に予定されていた12回開催は早々と中止が決定しました。昨日から復旧工事が始まりましたが、次回開催は4月4日と差し迫っており、開催の可否については楽観できません。ゴールデンウィークには船橋競馬最大のレースかしわ記念が予定されているので、それまでにはなんとか復旧してほしいものです。

 電力需要と交通事情の問題から、中山競馬の3月中の開催中止も発表されました。関東圏の競馬開催に関しては先が見えない状態が続きます。船橋で競馬が楽しめる日が戻ってくることを願っています。

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2009年10月19日 (月)

新型に勝利

 発症してしまった時点で「負けだ」という話もあるが。ともかく、体温を見るかぎり、ウィルスとの闘いは終息に向かっているようだ。あとはゲリラ掃討戦みたいな局面になる。

 よく頑張った、俺よ。39度の熱はタミフルを服用したら一気に37度台半ばまで下がったが(タミフルマンセー)、その状態が二日間続いた。肌も唇もカサカサ。こういうのを「体力勝負」というのだろうな。ちょうど処方されたタミフルが切れたところで、体温が37度を割った。さすがはお医者さん。

 リディルの強さもシャガールのズッコケも秋華賞の名勝負もぜんぶ家で見ていた。自宅で禁足の俺を嘲笑うかのようなお出かけ日和の週末が恨めしくもあったが、しかし寒い時期に発症したら、自宅療養もこんなに楽ではなかっただろう。そういう意味では、この時期にかかっておいて良かった。いやだから、かからないのが一番なんだってば。

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2009年10月17日 (土)

新型

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お医者さんのお墨付きをもらいました。
新型です。
これでもう、予防接種の必要はありません。

風邪といえばプリンですが、インフルエンザの場合どうなんだろう?
プリン。

とりあえず、消化が良くてカロリーが高そうなものをいろいろ買い込んでみました。
そうしたら、しょっぱいものが食べたくなった。予想外の展開。
冷蔵庫に梅干しがあったので助かりました。
これで美味しいおかゆを作ろう。

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2009年10月 8日 (木)

脱稿です

直しとか、作業は山積みで残っているので、ここからが大変なんですが。
でも原稿は一応揃いました。
いくら横手が著者だからといっても、ここまで来れば本は出るしかありません。
本当にありがとうございました。お疲れ、俺。

しかし、ここで気を緩めるとドカンと風邪とか引きそうなので、まだ酒は飲まないのだ。
でも、ヒゲは剃ろうっと。

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2009年10月 7日 (水)

ウルトラアイ

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 セルが好きだ。クリーブランド管のジョージ・セルも好きだが、セルフレームの眼鏡も好きだ。メタルフレームよりは重くなるけど、メタルは二回は続かずに、けっきょくセルに帰ってくる。今度の眼鏡もセルフレーム。

 セルフレームの眼鏡は、僕にとってはウルトラアイだ。さすがに赤いセルフレームをかける勇気はないけれど。モロボシダンは、ウルトラアイをしょちゅう無くすわ盗まれるわ探すわ終いには壊すわ。当時眼鏡をかけない僕にしてみれば、良いオモチャを持っていて、いつもそれで遊んでいるモロボシダンがうらやましかった。

 変身するとか戦うとかはべつとして、ウルトラアイがほしかった。大人になって近眼になって、ウルトラアイを手に入れた。お金を出すとメガネドラッグで売ってくれる。僕のウルトラアイには変身機能は付いていないが、遠くのものが見えるようになるよ! あと、頭が良いようにも見えるらしい。さすがウルトラアイ。

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2009年10月 6日 (火)

延長しますか?

この9月で読売新聞の契約が切れたのだが、連載小説(宮部みゆきさんの)がちょうど盛り上がってきた。いままでずっと、展開らしい展開がないくらい、まったりしていたのに。ここに来て、そーゆー手を使うかー!

というのはもちろん邪推ですが、こっちから新聞屋呼び出して契約延長しました。

延長しますか?
延長します。6ヶ月で。

『三島屋変調百物語事続』、お薦めです。読売とっていない宮部ファンは、単行本になってから読みましょう。

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2009年7月 2日 (木)

スーツに合うスニーカー

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 メンズスーツは男性社会人の制服みたいなものだ。そして、制服には革靴まで含まれる。スーツを着たら革靴。両者は切り離せない。「スーツに合うスニーカー」なんて設問自体が邪道だ。それは理解している。しかし、あえて探した。

 僕はたまにしかスーツを着ない職業だが、たまにしか履かない革靴は足に馴染む機会がないので、歩きづらいままだ。「スーツを着ると足が疲れる」という悪循環。脱却するためには、毎日革靴を履くか、革靴から撤退するかのどちらかだ。

 というわけで、しばらくの間「スーツに合うスニーカー」を探していた。おとなしく「いわゆるウォーキングシューズを買う」という選択肢もあったが、それだと話が終わってしまうので、ブランドのスニーカーで何かないか、追求してみた。

 スタンスミス2、黒。スタンスミスはアディダスの大定番で、僕も昔愛用していた時期がある。最近復刻されてカラーバリエーションが出た。これ以上シンプルなデザインのスニーカーもないだろう。なにしろアディダス伝統の三本ラインすらパンチ穴処理で主張が小さい。これならどうだ。

 まあ「それなり」ですね。

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2009年7月 1日 (水)

ピーラー

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 人は生涯に何本のピーラーを買うのだろう?

 いまのピーラーは、たぶん20年近く使っている。見た目がくたびれているだけで、使い心地になんの不自由もない。でも、20年も研ぎもせず刃の交換もせずに使い続けて、劣化しないものなんだろうか、一応刃物なのに? 包丁は何本も買っているのに。ピーラーも新しくしたら、感動するくらい切れ味が良かったりして。

 ということで、新しいピーラーを買った。100円ショップで充分だろうと思ったら、そんなことはなかった。首振りが渋くて、曲面に刃がついてこないのだ。これではジャガイモもニンジンも剥けない。次の20年を託すピーラーを100円で買おうというのは虫のいい話だったか。あるいは100円でも使えるピーラーはあるのかもしれないが。

 運命のピーラーに出会うまで、しばらくは20年選手に現役を続行してもらうことになった。小宮山みたいなやつだ。よく見たら貝印製品だった。さすがというしかない。

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2009年6月16日 (火)

三沢さん

 月曜発売の東スポの一面に、バックドロップを受けた直後の三沢の写真が載っている。人が死ぬ直前か直後の表情を捉えた写真なんて、戦場写真くらいのもので、普通はあり得ない。壮絶な写真だ。トラウマになるくらい。

 だけど、プロレスファンの一人として、三沢の死を真摯に受け止める必要がある。危険な落とし方に歓声を挙げていたのは、他ならぬ僕たちなのだから。ずっとずっと、考え続ける義務がある。目を背けることなく。

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