2011年1月11日 (火)

折り合ったダンスファンタジア、フェアリーSを完勝

 ゲートが開くと8枠の二頭が競り合いながら前に行ってペースが上がりました。このレースでは折合に不安を抱えた有力馬が多く、おそらく皆が「前に馬を置いて落ち着かせて」と考えていたはず。流れが速くなったことでその目論見は瓦解します。抑えきれずに途中からハナに立ったのがイングリッド。アドマイヤセプターも頭を上げて行きたがり、馬群で我慢できません。

 そんななか、前から四列目、馬群の真ん中で完璧に折り合っていたのがダンスファンタジア。この段階で勝負ありでした。一頭だけ1分34秒を切って1分33秒7という快時計で駆け抜けましたが、これは去年の朝日杯を勝ったグランプリボスの1分33秒9を上回っています。馬場も速いのですが、この時計は破格と言えます。この馬が古馬なみの脚力を持つことは調教などを通じて知られていましたが、自身の資質のたしかさをレースぶりで実証した形です。アウェー競馬で落ち着きを保てず自滅した阪神JFから1ヶ月で誇りを取り戻しました。依然として打倒レーヴディソールの一番手であることは間違いありません。

 アドマイヤセプターは稽古を手控えたにもかかわらず、輸送の影響もあって馬体重はマイナス10キロ。腹回りも寂しく余裕のない体つきでした。本調子ではなかっただろうことを思えば、早め先頭の形から0.4秒差の3着は立派の一言です。ただ、中山まで連れてきて収得賞金の加算に失敗したのは誤算以外の何物でもないでしょう。馬体の立て直しが急務です。

 これを競り落として2着したのがスピードリッパー。キャリア5戦目にして初重賞、満を持してのプラス8キロは好仕上がりでした。外目の枠から素早く好位に取り付いたセンスの良さも光りましたが、世代トップの二頭に割り込んだのだからこの馬もレベルが高いです。この馬はダンスファンタジアと同じファルブラヴ産駒ですが、ファルブラヴ産駒がJRA重賞でワンツーを決めたのはもちろんこれが初めてのことです。

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2008年3月20日 (木)

アーサー・C・クラーク死去

「2001年宇宙の旅」アーサー・C・クラーク氏が死去(読売新聞 - 03月19日 11:13)

 非常に高齢なので、驚きはありませんが、「ついにこの日が来たか」という思いです。

 僕の本棚は、まるまる一段、この人の本で埋まっています。アシモフもハインラインも古びたけれど、この人の作品だけは、ほとんどが現役で通用します。身体は滅びたけど、作品は永遠に残るでしょう。

 マイベストは、月並みですが『2001年宇宙の旅』です。木星面通過の描写の迫力! 何回読んでもワクワクします。

 ストーリーの面白さもさることながら、ビジョンの斬新さとイメージの的確さにおいては、他の作家の追随を許しません。この人の作品を読むのは、他の人が書いた小説を読むのとは、まるで違った体験でした。

 さようなら、アーサー。あなたがいてくれて、ほんとうに良かった。

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